現在、重量床衝撃音の測定方法において、バングマシン(タイヤ衝撃音)とボール(インパクトボール)で加振する二通りの方法がJISで定められています。
過去のデータはバングマシンによるものが圧倒的に多いのですが、最近では、集合住宅での苦情の原因となる歩行や小走り、椅子からの飛び降り等によって生じる衝撃音は、バングマシンよりボールの方がより近いという発表が数多くあります。
ジャストフロアーを施工した200mmスラブ厚の箱型実験室で、3歳から6歳児を対象にした子供達24人の協力のもと、ジャンプの音、走る音の周波数特性と、バングマシン、インパクトボールの周波数特性を比較した結果、インパクトボールによる衝撃音のグラフの形状は、子供の動作による衝撃音のグラフの形状によく似ていて、周波数特性がほぼ同じである事が分かります。